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(日语中书信的写法)手紙の書き方 ,一緒に勉強しましょう.

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发表于 2007-8-24 02:15:43 | 显示全部楼层 |阅读模式
▲手紙は心のコミュニケーション
 最近は、じっくり時間をかけて手紙を書く機会が減ってきた。電話やファクシミリ、電子メールの普及などで、手紙より気軽に、またリアルタイムに、コミュニケーションが図れる時代になったからだろう。
 しかし、そうした時代だからこそ、手紙を受け取った際の感慨もまたひとしお。電話やファクシミリより、はるかに誠意が伝わるし、依頼やお詫びなどを伝える際には手紙の方が礼儀にもかなっている。むろん手紙は、電話や口頭でのやり取りとは違い、後々まで当時の気持ちや約束事の証拠が残るという特徴もある。その意味でも、礼儀正しい表現と正しい書き方を覚え、心のコミュニケーションを巧みに演出していきたい。

●书信是心灵的交流
     最近,花时间慢慢地写书信的机会减少了。由于电话,传真,电子邮件等的普及,所以到了可以实现比书信更加轻松,实时交流的时代了。
     但是,正是因为那样的时代,收到信的时候的感慨更多。跟电话和传真相比,更能够传达遥远的诚意,在传达委托和歉意的时候,书信更能体现礼仪。当然,书信与电话以及口头的谈论不一样,它具有直到以后仍然保留当时的心情和约定的证据的特征。尽管如此,我们必须记住礼仪正确的表现以及正确的书写方法,巧妙地进行心灵的交流。

ファクシミリ  [facsimile] 1. 传真。2.  影印,复制,摹真本。3. 传真机。(也说「ファックス」、「フォトテレグラフ」)
気軽 [きがる]  <形动>轻松,放松
リアルタイム [real time]  实时
図れる [はかれる]  可谋求;可策划
だからこそ  因此;所以
感慨 [かんがい]  <名>感慨
ひとしお  副.1. 增添一些;更加一层;2. 格外;越发;
はるか  <副·形动>远,遥远
誠意 [せいい]  诚意;诚心;真心;诚恳;诚挚
むろん <副>当然,不用说
やり取り   交换;谈话;一问一答;争论
後々  [あとあと]  将来;一直往后
巧みに  [たくみに]  聪明地;灵巧


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▲手紙の形式と構成要素
1 前文
 頭語――「拝啓」「謹啓」など、冒頭のあいさつ。ハガキ文では省いてもいい。
 時候のあいさつ――「早春の候」など、日本の四季折々に合わせたあいさつ。
 安否/お礼/お詫びのあいさつ――時候のあいさつに続いて相手の安否をたずねたり、返事の遅れを詫びる文。「~いかがお過ごしでしょう」「日頃からお世話になり~」などのパターン。
2 主文
 起こし言葉――「さて」「つきましては」など、本文を書き出しやすくする言葉。 本文――要件/つきましてはを書く。
3 末文
 結びのあいさつ――用件をまとめたり、相手の健康と幸福を祈る言葉、乱筆を詫びる言葉などを書く。「時節柄、お体をお大事に」など。
 結語――「敬具」「草々」など、頭語と呼応してセットになる言葉。
4 後付け
 日付/署名/宛て名―― 自分の名前も相手の名前も必ずフルネームで書くこと。 
5 添え文
 本文で書き忘れた用件があれば、「追伸」と書いた後で、その内容を短くまとめる。ただし目上の人宛や慶弔の手紙ではタブー。

●书信的形式与构成要素
1.前文
   开头语--[拜启][敬启]等,开头的问候。在明信片文中可以省略。
   时令的问候--[早春的季节]等,经常和日本的四季吻合的问候。
   安否/感谢/歉意的问候--在问候季节之后要继续询问对方是否平安,对于回信很晚的歉意。[~过得很好吧][平日受到了你的照顾~]等的形式。
2.主文
   开始的语句--[那么][顺便]等等,容易引出正文的语句。
   正文--写重要事件/主题
3.文末
  结束的寒暄--总结事件,祝愿对方健康和幸福的语句,还要写上字迹潦草表示歉意的话。[鉴于这种季节,保重身体]等等。
  结尾语--[敬上][草草]等,与开头语呼应成一体的语句。
4.后记
   日期/署名/地址--不管是自己的还是对方的名字一定要写全名。
5.附文
  如果有正文中忘记写的事情,在[追加]之后简短的总结内容但是,但是如果是上级或者庆吊的书信要重写。   
   
  
頭語 [とうご]  (书信的)开头语
拝啓 [はいけい]  <名>拜启,敬启者
謹啓 [きんけい]  <名>(写信时)敬启者
冒頭 [ぼうとう]   <名>起首,开头
はがき <名>名信片
省く  [はぶく]  <他五>①省,节省②省略,简化
時候 [じこう]  时令;季节;气候;
折々  经常;在很多情况下
安否 [あんぴ]  .1. 安否;是否平安;2. 起居;
たずねる  寻;找;询问;打听;探寻;探求
日頃 [ひごろ]  <名·副>①平素②经常,时常
さて  换个话题;顺便提一下
結び [むすび]  <名>①结,结合②终结
乱筆 [らんぴつ]  名.1. 字迹潦草;2. 笔迹潦草;(写信末尾表示自谦)
時節柄 [じせつがら]   鉴于时势;鉴于目前局势;鉴于这种季节
結語 [けつご]  结尾语,结束语;
敬具 [けいぐ]  <名>(写信时的结束语)敬上,谨上
草々 [そうそう]  (写信中文末用的书面语)匆匆、草草(结笔)
呼応  [こおう]   名&#12539;ス自.1. 呼应;响应;配合;2. 呼应关系;(语法)
後付け  [あとづけ]  .资料;后记;附录;索引(书后附加的)资料;后记;附录;索引等;、
宛て名  地址;讲演
追伸 [ついしん]  再者;又启;又及;(信)再者
目上 [めうえ]  <名>上司,长辈
慶弔 [けいちょう]  庆与吊;喜庆事和丧事


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◆構成例
――――――――――――――――――――――――――――――
《前文》
拝啓
 にわかに秋色を帯びてまいりましたが、
皆様、その後お変わりありませんでしょうか。
《主文》
 さて、先日ご当地にまいりました折は、すっかりお世話になり、
本当にありがとうございました。泊めていただいたうえに、名所な
どを案内していただき、お礼の申しようもありません。
 本日、別便にて心ばかりの品をお送りしました。どうかご笑納く
ださい。
《末文》
 とり急ぎお礼申し上げます。
                          敬具
《後付け》
 9月15日
                         中村 勘六
宮沢 理絵 様
――――――――――――――――――――――――――――――

●构成例
《前文》
敬启
      骤然已经到了秋天,大家,别来无恙。
《主文》
     顺便说一下,前段时间到当地去的时候,得到了你们的照顾,真心感谢你们。不仅让我住宿,还带我参观名胜,不甚感激。
    今天,另外寄上略表心意的礼品。无论如何请笑纳。
《末文》
    简单表示感谢。
《后记》
9月15日
   
   
秋色 [しゅうしょく]  秋色;秋意;
帯びる  [おびる]  上一他.1. 带有;含有;2. 担当;承担;担负;3. 周围有;附近有;
折 [おり] 当儿;机会;时机
別便 [ベつびん] 名.1. 另寄的邮件;2. 另函;
笑納 [しょうのう]  笑纳



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◆頭語と結語
 頭語と結語にはそれぞれ決まった組み合わせがある。
 ここでは頭語と共に、頭語を省略した場合の書き出し(印)も含めて記してあるが、各場合の上下を自由に組み合わせさえすれば、マナーに沿った手紙となる。また頭語を書く際は、必ず1行目の1字目から書くこと。
 ※は女性の言葉
〈一般的な場合〉
拝啓
ごきげんいかがですか※
 ――――――敬具
 ―――かしこ※
 ―――ではごめんください※
〈丁重な場合〉
謹啓
  ――――――謹白
  ――――――かしこ※
〈急ぐ場合〉
急啓
とり急ぎ申し上げます
  ――――――草々
  ――――――かしこ※
  ―――用件のみにて失礼
〈前文を省略する場合〉
前略
前略ごめんください※
  ――――――草々
  ――――――さようなら※
〈重ねて出す場合〉
再啓
たびたび失礼に存じますが
  ――――――敬具
  ――――――敬白
〈返信の場合〉
拝復
お手紙拝見しました
  ―――敬具
  ―――敬白
  ―――まずはご返事まで
〈親しい人へ書く場合〉
お元気ですか
お変わりありませんか
ごぶさたしました
  ――お元気で
  ――さようなら
  ――再会を楽しみにしております

●开头语与结尾语
开头语和结尾语有各自的决定了的组合。
在这里,在开头语的同时,也包含了开头语省略的情况并作上记号。只要上下自由组合,就能写出遵循礼仪的书信。并且,在写开头语的时候要从第一行的第一个字开始写。
※女性的言语
〈一般场合〉

拜启
您好啊 ※
----------------敬具
----------------此致※
----------------对不起※

〈礼貌的场合〉
谨启
----------------谨白
----------------此致※

〈紧急场合〉
急启
紧急的说。
---------------草草
---------------此致※
---------------失礼


〈省略前文的场合〉
前略
对不起前略※
---------------草草
---------------再见※

〈重复出现的场合〉
再启
知道再三失礼
--------------敬具
--------------敬白

〈回信的场合〉
拜复
来信已阅
--------------敬具
--------------敬白
--------------先只是回信到此


〈写给亲人的场合〉
你好吗?
别来无恙。
好久没有联系。
--------------保重
--------------再见
---------------期待再次见面



書き出し  [かきだし]    名.1. 文章的开头;2. 帐单;3. 演员名单上名列首位的青年演员;
ごきげんいかがですか   您好啊
かしこ   敬具;(文)敬具(女人写信时用的结束语)
もうしあげる  <他下一>①(谦语,谦恭程度较“申す”高)说,讲②以“お(ご)+动词连用形或动作性名词+~”的形式,表示谦逊
拝復 [はいふく]   名.拜复;敬复者;(信)(写在复信的开头)拜复;(写在复信的开头)拜复;
再会  [さいかい]   <名·自サ>重逢,再次见面


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◆時候の挨拶/結びの言葉
1月
(時候)
 新春のみぎり
 新春のおよろこびを申し上げます
 厳寒の候
(結び)
 今年もご一同にとり幸多い年でありますように
2月
(時候)
 晩寒のみぎり
 寒さなお厳しき折
(結び)
 余寒厳しき折り、皆様の健康をお祈り申し上げます
3月
(時候)
 早春の候
 日ごとに春めいてきた今日この頃
 ようやく春めいてまいりました
(結び)
 春寒はまたひとしお、おからだには十分お気をつけください
4月
(時候)
 陽春の候
 花々の咲きそろう美しい季節
(結び)
 花冷えの季節、どうぞおからだを大切に
5月
(時候)
 新緑の候
 目に青葉がしみる頃となりました
(結び)
 季節の変わり目ゆえ、どうぞおからだは大切に
6月
(時候)
 初夏の候
 雨後の緑が目に鮮やかな季節
 さわやかな初夏となりました
(結び)
 うっとうしい毎日が続きますが、ご自愛のほどお祈り申し上げます
7月
(時候)
 盛夏の候
 日ごとに暑さが厳しくなりました
 暑中おうかがい申し上げます
(結び)
 暑さ厳しき折り、皆様のご無事をお祈りいたします
8月
(時候)
 晩夏の候
 残暑が続きます
 暦の上ではもう秋
(結び)
 実り多き季節に向かって、いっそうのご活躍をお祈り申し上げます
9月
(時候)
 初秋の候
 朝夕めっきり涼しくなりました
(結び)
 さわやかな秋を過ごされますよう
10月
(時候)
 秋冷の候
 秋もたけなわとなりました
 秋の気配が日に日に深まってまいりました
(結び)
 深まりゆく秋、皆様お元気でお過ごしください
11月
(時候)
 晩秋の候
 紅葉の美しいシーズンとなりました
 向寒のみぎり
(結び)
 これから日一日と寒さに向かいます。おからだには十分お気をつけください
12月
(時候)
 初冬の候
 今年もあとわずかとなりました
 師走の慌ただしい季節となりました
(結び)
 どうぞ皆様お元気で
 よいお正月をお迎えください
 月ごとによく使われる挨拶の言葉と、結びの言葉をまとめた

●季节的问候/结尾语
1月
(季节)
新春之际
祝贺新春愉快
严寒的时候
(结尾)
祝愿今年也是大家一起幸运多多的一年。

2月
(季节)
晚寒之际
严寒之时
(结尾)
春寒料峭之时,祈愿大家健康。

3月
(季节)
早春时节
一天一天春天到来了
春天终于到来了
(结尾)
春寒依旧,要十分注意身体。

4月
(季节)
阳春时节
鲜花即将盛开的美丽季节
(季节)
花季天寒,保重身体。

5月
(季节)
新绿时节
满目沾满绿叶的季节到来了
(结尾)
季节更替,请保重身体。

6月
(季节)
初夏时节
雨后满目鲜艳的绿色的季节
爽快的夏天到来了。
(结尾)
每天都很阴沉,请保重身体。

7月
(季节)
盛夏时节
一天天热起来
好好度过盛夏
(结尾)
酷暑时节,祝愿大家无恙。

8月
(季节)
晚夏时节
残暑持续
日历上已经到了秋天
(结尾)
就要到果实丰收的季节了,祝愿你更加活跃。

9月
(季节)
初秋时节
早晚明显变凉
(结尾)
好好度过爽快的秋天。

10月
(季节)
秋凉时节
秋意正浓
秋天的景气越来越深
(结尾)
深秋时节,大家要好好度过。

11月
(季节)
晚秋时节
到了红叶美丽的季节
转寒之际
(结尾)
就要一天一天变冷了,请十分注意身体。

12月
(季节)
初冬时节
今年就只剩下一点点了
到了匆忙的腊月了
(结尾)
大家请保重健康。
祝迎来快乐的正月。

按月份把问候语及结尾语已经总结了。



みぎり   时候;…之际
よろこび  <名>①喜悦,喜事②祝贺
結び [むすび]  <名>①结,结合②终结
一同 [いちどう]  <名>全体
余寒 [よかん]  余寒;春寒
祈り   [いのり]  祈祷;祷告
早春  [そうしゅん]  早春;初春;
春寒   [しゅんかん]  春寒;
ひとしお   更加;格外
陽春  [ようしゅん]  阴历正月;阳春;春天
花冷え  [はなびえ]  花季天寒;花季天寒(春季樱花开时天气突然变冷)
新緑  [しんりょく]   新绿;嫩绿;
青葉 [あおば]  名.1. 嫩叶;新绿;(初夏的)2. 绿叶;
しみる  <自上一>①渗人,渗透②刺痛③沾染
さわやか  <形动>①爽快,爽朗②巧妙,鲜明
自愛  [じあい]  名&#12539;ス自.1. 保重;保重(身体)2. 自爱;自重;3. 谋私利;自私自利;
盛夏 [せいか]  盛夏;
暑中 [しょちゅう]  名.1. 暑期;2. 盛夏,伏天;盛夏,伏天(立秋以前的十八天)
晩夏 [ばんか]   晚夏;
いっそう  <副>更加,越发,更
初秋 [しょしゅう;はつあき]   初秋
朝夕 [あさゆう] [ちょうせき]  名&#12539;副.1. 朝夕;早晚;2. 经常;常常;
めっきり   <副>(变化)明显,剧烈,急剧
秋冷 [しゅうれい]  秋凉
たけなわ   名ナ.1. 酣;正盛;正浓;2. 稍过盛时;晚;深;
深まる  [ふかまる]  <自五>加深,变深
晩秋   [ばんしゅう]   名.1. 晚秋;暮秋;2. 九月;(阴历)
向寒 [こうかん]  渐冷;转寒;初寒;
日一日 [ひいちにち]   一天一天地;逐日地;
わずか <副·形动>少,一点点,仅仅
師走  [しわす]  腊月;(文)(阴历十二月的别称)
慌ただしい [あわただしい]   <形>①匆匆忙忙,慌慌张张②不稳定


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▲ワープロの手紙は「失礼」か
 ワープロ、パソコンの普及に伴い、プリンタ印字の年賀状や手紙を受け取る機会が多くなってきた。そのため世間では「ワープロの手紙は味気ない」「失礼にあたる」との声も出ているようだが、そうとばかりは言い切れない。逆に悪筆コンプレックスで手紙不精だった人には、ワープロこそが“救いの神”となっているはず。
 つまりは心を込めて書き(打ち)さえすれば、自筆であろうがワープロであろうが、手紙自体に優劣はない。要は“中身の問題”なのだと考えよう。ワープロ文面が味気ないと思うなら、文字種やサイズにメリハリをつけ、個性を出すよう工夫してみる。
 また、気心の知れた友達にはワープロで、目上の人や大切な手紙は自筆でと使い分けるのもいい。
 ただしワープロの手紙でも、自分の署名だけは自筆で書こう。これだけで相手の印象はかなり違ってくる。
 そしてお勧めなのが、ワープロと自筆を下書きと清書で使い分ける方法。まずはワープロで手紙を打ち、気がすむまで推敲したら、それを自筆で便箋に清書していく。こうすれば漢字調べで辞書を引いたり、書き直しする心配もなく、出した文面もフロッピーに保存できるからだ。
▲覚えておきたい手紙文のマナー
◆横書きと縦書き
 一般的に和文の手紙は、縦書きが基本となっている。だが最近は、ワープロ書式の影響からか、横書きの手紙も多くなってきた。結局は好みの問題ということだが、儀礼的な挨拶状(慶弔/祝賀状)や案内状、招待状、会社宛の通知状などは、やはり縦書きが望ましい。
◆誤字/脱字の修正/追加は避ける
 自筆の手紙で誤字/脱字などを修正/追加したものを、そのまま差し出しては価値が半減する。面倒でも、きれいに書き直してから差し出そう。
◆相手の名前は行末にこないように
 先方の名前や「ご主人」「貴社」など、相手側を指す言葉を行の終わりに書くのは失礼にあたるとされている。どうしても下に来るような場合は、前の文章の字間を伸ばしたりなどして切り抜けたい。
◆自分を指す言葉は行頭に書かない
 改まった手紙の場合、「私」「妻」など、自分側を指す言葉は行頭に書かないよう注意する。どうしても来るような場合は、右に寄せて小さめの字で書こう。
◆数字/地名/人名は二行にしない
 数字や地名、人名などは二行にわたらないよう注意する。行末に少し空白を開けても、次行にまとめて送った方がいい。
封筒やハガキの書式
▲和封筒とハガキの書き方
 和封筒やハガキの書き方と注意点は以下のとおり。
1 住所は右に寄せて書くが、郵便番号がわかっているのなら都道府県は省いてもよい。また二行にわたる場合は、地名や番地が分かれないように改行する。また二行目は一行目より下げて書く。
2 名前は住所より一字下げ、やや大きめの字で書く。
3 敬称は一般的に「様」だが、会社や団体に宛てる場合は「御中」、会社関係の役
職名の場合は「殿」を使うのが通例。
4 封筒の場合、開封する際、気をつけてほしいことをここには書く。
 本人に開封してほしい場合は「親展」。急ぎのときは「至急」、手紙以外の何かを入れている場合は「○○在中」など。
 またハガキの場合は、この切手の下の位置に、差出人の住所/氏名などを小さめの字で記入する。
5 封筒の裏には、差出人の住所/氏名/日付などを中央の継ぎ目をはさんで、また
は左に寄せて書く。
▲洋封筒の書き方
 洋封筒の書き方は以下のとおり。
1 洋封筒を縦に使用する場合は和封筒の書き方と同じでいいが、横に使用する場合は住所を切手位置の左横に書くようにする。ハガキを横に使用する場合も同様。
2 洋封筒を横で使用する場合、封筒裏側のふたは上から下へ閉じる形となるように。差出人の住所/氏名などは下側の三角形の中に収まるように書く。
3 洋封筒を縦で使用する場合、封筒裏側のふたは「右側から」閉じる(右側が上になる)形になるのを確かめてから表書きをする。左から閉じる「左封じ」は凶事の場合にのみ用いるものなので注意を。
▲英文封筒の書き方
 英文封筒の書き方は以下のとおり。
(1)差出人の氏名/住所は、表面の左肩に書くのが一般的。
 もちろん裏に書いても差し支えはない。
 書き方の順序は、
   1 受取人の敬称、姓名、
   2 番地、町名、
   3 市名、州名、郵便番号、
   4 国名
を、それぞれ改行して書き、国名の下にはアンダーラインを引いておく。
(2)宛て名は封筒の中央に書く。
 書き方の順序は(1)を参考に。さらに相手の名/姓の前には敬称としてMr(男
性)、Miss(未婚女性)、Mrs(既婚女性)Mis(女性)などを付ける。
(3)注意書きが必要な場合は左下に赤で書く。
 /「航空便」By Air Mail
 /「船便」By Ship
 /「速達」Special Delivery
手紙の便利知識
▲宛て先が連名の場合はどうするか
 宛て名を連名にする際には、上位の人から書き始め、「様」などの敬称は、それぞれの宛て名につけるのがエチケット。
 また夫婦宛てにする際、夫人の名前がわかっている場合にはその名前を、不明な場合には「奥様」などと書けばよい。さらに家族全員に宛てる際には、代表者の左側に「ご一同様」と書く。
〈例 1〉
   鈴木 義雄様
      光子様
〈例 2〉
   松浦 伸二様
     ご一同様
▲手紙で返事を求める場合は
 手紙での返事を求めたい場合は、必ず返信用切手やハガキを同封するのが礼儀。
▲ハガキの裏に何かを貼りたい
 シールでも印刷原稿でも、しっかり剥がれないようにすれば裏面全体に貼ることができる。しかし重さは6グラムを越えないように。
▲自分宛て往復ハガキの「御」「様」
 往復ハガキを書く際、相手に記入してほしい通信事項については「御出席」「御欠席」「御住所」「御芳名」といった敬語を使い、表書きの自分の名前の下にも「様」ではなく「行」と書くのがマナーだった。
 しかし最近は、「御」をわざわざ線で消させ、「行」を「様」に書き換えさせるのは不合理との声も強い。もちろん既にそう書いてある場合は消すのが礼儀だが、これから自分で出す場合は、合理的に「御」を省略し、「行」を「様」に変えてもマナー違反ではない。
▲使ってはいけない「忌み言葉」
 「忌み言葉」とは、ある状況では不吉な事柄を連想させ、縁起が悪いということで、使うことを避ける言葉である。近頃ではあまり気にしない人も増えてはいるが、目上の人や婚姻/慶弔に関する手紙では、使わないに越したことはない。
 つぎに、使わないほうがいい「忌み言葉」の一覧を掲げたので参考にしていただきたい。
【結婚】
離れる/別れる/切れる/破れる/戻る/去る/帰る/返す/終わる/冷える/薄い/浅い/かえすがえす/かさねがさね/しばしば/ますます/いよいよ/重ねて
【出産】
流れる/破れる/浅い/薄い/滅びる/落ちる/苦しむ/消える
【入学/入社】
滑る/落ちる/終わる/変わる/やめる/ますます/かさねがさね/しばしば
【新築】
焼ける/燃える/壊れる/倒れる/傾く/煙/つぶれる/崩れる
【開店/開業】
閉める/閉じる/失う/落ちる/つぶれる/倒れる/破れる
【お見舞い/お悔やみ】
ふたたび/追う/かさねがさね(この他、重ね言葉や繰り返しの意味を持つ言葉)
▲祝電/弔電
 手紙と違って、電報はタイミングに気をつけよう。弔電は出来るだけ早く打つこと。祝電の場合、たいていは事前に予定がわかっているはず。
 「配達日指定」は10日前から受付られている。
 電報の既成文例をについて アイデアを込めた「特殊な電報サービス」について
▲内容証明郵便という制度
 少し特殊だが、内容証明という形の郵便について簡単に紹介しよう。内容証明とは、
  1 どのような内容の手紙を、
  2 いつ、
  3 誰が誰あてに出した、
ということを郵便局が証明する郵便で、手紙の内容を後日の証拠として残す必要がある場合に利用する。これは、主に生活上の契約/取引をめぐって必要になるのだが、たとえばクーリング/オフの場合に効果的とされている。
▲クーリング/オフの手紙
 法律による規制が厳しくなった近年も、訪問販売やマルチ商法などによるトラブルは後を絶たない。しかし、このような契約を取り交わした場合でも、一定期間内に限り、消費者からの一方的な解約を求める「クーリング/オフ」制度がある。
 クーリング/オフは必ず「書面」で業者に通知することが肝心で、期間内に出した証拠を残すためにも「内容証明郵便」が最も確実な方法だ。
 次にクーリング/オフの手紙を例に、内容証明郵便の出し方について見てみよう。 
◇クーリング/オフの手紙の例
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                       平成○年○月○日
東京都○○区○町1-2-3
○○株式会社
代表取締役 ○○○○殿
                     東京都○区○町3-4-5
                       吉沢 公平 (印)
             通知書
 私は、平成○年○月○日に貴社のセールスマンから、貴社が販売する
○○○を、代金○○○円で購入する契約をしました。しかし都合により、
「訪問販売等に関する法律」第6条の規約に基づき、本書面をもって上
記契約を解除いたします。
 よって、私が契約締結に際し、貴社に支払った金○○○円を直ちに返
金してくださるよう請求いたします。なお、私が保管している商品は、
貴社の負担でお引き取りください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
▲クーリング/オフ一覧表
取引内容:訪問販売
     訪問取引
     電話勧誘販売
期  間:法定契約書面の交付日から8日間
適用対象:3000円以上の取引
取引内容:割賦販売
     クレジット契約
期  間:クーリング/オフ制度告知日から8日間
適用対象:店舗外での指定商品に関する取引
取引内容:マルチ商法
期  間:法定書面交付日から20日間
適用対象:すべての商品/権利/役務
取引内容:保険契約
期  間:書面の交付または第1回保険料支払日から8日間
適用対象:1年を超える生命保険契約/損害保険契約
▲内容証明郵便の書き方/出し方
(1)字数/行数に制限がある――
 用紙に制限はなく、横書き/縦書きも自由、ワープロで書いても問題はないが、行数/字数だけには制限があり、「26行以内/1行20字以内」と定められている。
(2)3通つくる――
 内容証明郵便は、相手に送る分/郵便局保管用/自分用の計3通が必要となる。コピーまたはプリントアウトでも可能。
(3)使える文字は「漢字/かな/数字」――
 例外として、商品名の横文字はOK。
(4)年月日/住所/氏名を記す
(5)差出人氏名の近くに印鑑を――
 実印/認め印/三文判どれでも可。
(6)封筒に記す受取人の住所/氏名は、本文の住所/氏名と同一にする
(7)以上のものを揃えたら、大きな郵便局(集配局および地方郵政局長が指定した無集配局)の窓口で「これを内容証明郵便で」と依頼する
▲手紙の文例
◆礼状 1 〈知人へ御歳暮のお礼〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
拝啓
 年の瀬も押し迫ってまいり、何かとご多忙のことと存じます。
 さて、このたびは結構な銘酒をいただきまして、誠にありがとうござ
いました。私のほうこそいつもお世話をかけておりますのに、このよう
なご高配にあずかり恐縮するばかりです。
 いずれ、お目にかかりました際、改めてごあいさつさせていただきた
いと存じますが、とりあえずお礼まで申し上げます。
 では、どうぞ皆様お元気で、よいお正月をお迎えください。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆礼状 2 〈恩師へ世話になったお礼〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
謹啓
 秋色深みゆくこのごろ、先生にはおかわりなくお過ごしのことと存じ
ます。
 さて、このたび、おかげさまで、ご紹介いただいた○○会社の面接に
まいりましたところ、内定の通知をいただくことができました。これも
先生のご尽力のおかげと、深く感謝申し上げます。
 就職後は、先生のご厚情、ご期待に応えるべく、一生懸命努力してい
く所存でございます。
 今後とも末永くご指導くださいますよう、お願い申し上げます。
 まずは、お礼かたがたご報告まで。
                             拝具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆お祝い〈友達の転居を祝う〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
拝啓
 すっかり夏めいて、汗ばむほどの陽気になってきましたね。
 このたび○○市のマンションに入居されたという通知、受け取りまし
た。本当におめでとう。
 新しいお住まいは、海も眺められるA公園の近くとか。交通の便もよ
いうえ、潮風の香りも楽しめる環境ということで、私にとってはうらや
ましい限りです。
 さっそくにでもおうかがいして、新居を拝見させていただきたいとこ
ろですが、お引っ越しの片付けその他、慌ただしいときにお邪魔しても
と思い、気持ちばかりの品をお送りしました。ご笑納いただければ幸い
です。
 だんな様にも、どうぞよろしくお伝えください。そしてますますお幸
せに。
                            かしこ
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆お見舞い〈交通事故を見舞う〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
前略
 突然のことで驚いておりますが、吉田様には交通事故に遭われてご入
院との由、ご容態はいかがでしょうか。
 このたびは先方の不注意が原因だったということで、怒りを覚えつつ、
貴方様のご災難に深くご同情申し上げます。
 さっそくお見舞いに伺うべきところ、遠隔地のため早急にはかないま
せず、書中にてのお見舞いでお許しください。
 一日も早いご全快を、心からお祈り申し上げます。
                             草々
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆依頼 1 〈知人に再就職を依頼する〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
拝啓
 秋冷の侯、ますますご健勝のことと存じます。
 さて、今日はお願い申し上げたいことがあり、お便りいたしました。
 と申すのは、最近の不況のあおりを受けまして、私が十年来勤めてき
ました○○会社が倒産いたしました。ただいまのところ職を失い、失業
保険で生活を維持しているところですが、妻子を抱えておりますもので、
早急に新しい就職口を探していかなければなりません。
 つきましては大企業の○○物産で営業課長をしておられ、交際範囲の
広い貴方様に、適当なところをご紹介いただけないかと思い、ご迷惑も
かえりみずお願い申し上げるしだいです。
 まことにぶしつけながら履歴書を同封させていただきました。
 お忙しいこととは存じますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆依頼 2 〈知人へ保証人を依頼する〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
 春暖のみぎり、○○様には、ますますご健勝のことと存じます。
 さて、このたび私の独立に際しましては、ひとかたならぬお世話にな
りまして、誠にありがとうございました。
 おかげさまで、仕事場の近くに手頃なアパートが見つかりましたので
すが、借りるに当たりまして、市内在住の保証人が必要なのだそうです。
 そこで○○様に、折入ってのお願いですが、なにとぞ保証人をお引き
受けいただけませんでしょうか。
 いつも勝手なお願いばかりで恐縮ですが、他にお頼りできる方もござ
いませんので、なにとぞお聞き入れくださいませ。
 お伺いしてお願いすべきことですが、ご内諾をいただいてからと思い
まして、とりあえず手紙にてお願い申し上げます。
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆依頼 3 〈知人へ借金を頼む〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
謹啓
 その後、ますますご活躍のことと存じます。
 さて、たいへん申し上げにくいことですが、金50万円を至急ご用立
ていただけないものか、お伺いする次第です。
 実はこのたび分譲マンションに当選し、来々月には入居する予定なの
ですが、近頃息子の進学や妻の病気などで出費が重なり、マンションの
保証金を振込む際に、少々資金が足りない状態となってしまったのです。
そこで厚かましいことは重々承知のうえですが、担保もなしにこのよう
なお願いができるのは、長年お付き合いいただいている貴方様しかいま
せん。今年の夏と冬のボーナス時2回の分割としていただければ、必ず
責任をもってご返済いたします。
 誠に身勝手なお願いで心苦しいのですが、どうぞよろしくご検討のほ
ど、お願い申し上げます。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆催促状〈貸金の返済を催促〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
一筆申し上げます。
 さて、昨年の暮れにご用立ていたしました百万円、お約束の期限も過
ぎましたが、ご都合はいかがでしょうか。その後、あまり日時がたって
おりますので、なにか事故でもあったのではないかと思いまして。
 その節お話しましたように、あの金は今月から取りかかる家のリフォ
ームのために蓄えていた資金の一部です。そのため、どうしても至急、
ご返済いただきたく思います。
 催促がましく恐縮ですが、こちらの事情もお察しいただき、至急お手
配のほど、よろしくお願い申し上げます。
                             草々
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆詫び状〈借金返済の遅れを詫びる〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
拝復
 お手紙拝受し、ご立腹もっともと恐縮しております。
 お借りした50万円につきましては、確かに先月の末がお約束した返済
日なのですが、実は子どもの医療費など、思わぬ出費がかさみまして、
心ならずもお約束が果たせなくなってしまいました。本来なら、早めに
お詫びの書状を出すべきでしたが、つい気後れしまして今日に至ってし
まったしだいです。
 そこでもしご猶予願えるようでしたら、今月20日にはボーナスが支給
されますので、そのときには必ず全額を返済させていただきます。
 急場をお助けいただきましただけでも恐縮いたしておりますのに、誠
に身勝手で申し訳ありませんが、なにとぞお聞き入れくださいますよう、
お願い申し上げます。
 まずは、ご返事かたがたお詫びまで。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆断り 1 〈後輩からの就職依頼を断る〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
拝復
 就職シーズンの最中、なかなか大変のことと思います。ご依頼の書状、
確かに拝見しましたが、今回は誠に残念ながら白井君のご期待には添い
かねる仕儀となりました。
 私としても、白井君の希望を人事課のほうに打診してはみたのですが、
当社ではあいにくの雇用削減にて、来年度における新規採用の予定はな
く、ご依頼を果たし得なかったしだいです。
 しかし学業成績優秀なあなたのこと、他社ではきっと引く手あまたと
思います。就職活動はまだまだこれからですから、どうぞ力を尽くして
がんばってください。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆断り 2 〈知人からの借金申込みを断る〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
拝復
 ご手紙拝見し、お困りの様子、重々お察しいたします。私としても、
なんとかお役に立ちたいと考え、いろいろ思案したのですが、たいへん
申し訳ないことに、今回は力及ばず、お申込みの件につきましては、お
貸しできかねるしだいです。
 実は息子が来年大学進学を控えており、その出費を考えますと、わず
かな蓄えもほとんど消える可能性があるという有り様です。お役に立て
なくて誠に恐縮の至りですが、なにとぞご容赦ください。
 どうか、ほかによい打開策が見つかりますよう、かげながらお祈り申
し上げております。
 まずはお詫びかたがた、ご返事まで。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆断り 3 〈婚約破棄/女性から〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
謹んで申し上げます。
 一雨ごとに秋色深まりゆく頃となりましたが、その後お元気でお過ご
しのことと思います。
 突然ですが、本日はなんとも不本意なお手紙を差し上げなければなり
ません。実は過日、貴方から結婚のお申込みをいただき、私も至上の喜
びのうちに、生涯の夢を描いておりました。しかし最近になって、いろ
いろ考えるところがあり、残念ながらこのお話は一度白紙に戻していた
だきたいと思うようになりました。
 と申しますのは、私自身、まだまだ仕事への情熱が冷めやらず、少な
くとも二十代のうちは、自分の夢に向かって頑張りたいと、学生時代か
ら祈念していたことを思い出したからです。実際、社の中では私が企画
した商品開発プロジェクトが進行中で、まだこの先数年は、中心的な役
割を果たしていかねばなりません。
 一度はそれも捨て、貴方と新しい生活を、とも考てみましたが、やは
りどうしてもあきらめきれません。これが私の一方的なわがままである
ことは十分に承知しております。誠意を尽くしてくれた貴方には本当に
申し訳なく、どのようなお詫びをしていいのか言葉も見つかりません。
 ですが、私の気持ちをご理解いただきたく伏してお願いする次第です。
詳しくはお会いした上でお話したいと思いますが、取り急ぎ書面にてお
詫び申し上げます。
                            かしこ
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆お悔やみ〈夫を亡くした人へ〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
 ご主人様の突然の訃報に接し、信じられぬ思いでございます。まずは
心からお悔やみ申し上げます。
 まだこれからというお年でしたのに、このご不幸にあわれた奥様のお
嘆きいかばかりかと、胸が痛む思いがいたします。
 しかしながら、あまりお悲しみが深くては、奥様やご家族のお体にも
障ります。ご主人様のお気持ちを思えば、ご一家の皆様が一日も早く元
気になられることこそ、何よりのご供養かと存じます。
 遠隔地ゆえ、ご葬儀にも参列できなかった失礼をお許しください。
 心ばかりの香料を同封いたしました。ご霊前にお供えいただければ幸
いです。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 ◇お悔やみの手紙では、頭語/時候のあいさつ/結語は書かない。
◆お悔やみへの礼状
――――――――――――――――――――――――――――――――
 このたび、亡き夫の死去に際しましては、ご丁寧なお悔やみ状と過分
な香典まで賜り、まことにありがとうございました。
 思いがけない事故で先立たれまして、一時は私も途方に暮れてしまい
ましたが、あなた様はじめ皆様からお慰めをいただき、しだいに気持ち
も落ちついてまいりました。これからは、2人の子供たちを立派に育て
ていくことが亡き夫への供養と存じ、がんばってまいりますので、ご安
心くださいませ。
 今後とも、なにかとお世話になることとは存じますが、どうかご指導
のほど、よろしくお願い申し上げます。
 まずは、御礼かたがた、ご挨拶まで。
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆近況報告 1 〈両親へ〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
 お元気のことと思います。
 僕も就職して1か月。会社にもようやく慣れてきました。最初の頃は、
学生時代のいいかげんな生活習慣が改まるかどうか、我ながら心配でし
たが、緊張感にあふれた日々のせいか、朝寝坊をすることもなく、きち
んと会社に通っています。
 現在は先輩と共に取引先を回り、先方の担当者との顔合わせをしたり、
会社ごとの伝票の書き方を覚えたりと、忙しい毎日です。それでも、会
社の皆さんは誰もがやさしく、丁寧に仕事を教えてくださるので、全く
不安はありません。
 家に帰る時間は毎日9時過ぎということで、始めはテレビもろくに見
ず布団に入っていましたが、最近は余裕も出て、また趣味のパソコンな
どを始めています。
 また、母さんは僕の食事のことを気にしているようですが、休日には
栄養が偏らないよう、自分で野菜中心の料理を作ったりしていますので、
あまり心配なさならないでください。
 ところで、待望の初月給が出ましたので、気持ちばかりの品を別送し
ます。お気に召すかどうかわかりませんが、記念品にしてください。そ
れでは。
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆近況報告 2 〈離婚を知らせる〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
前略
 突然のことで恐縮ですが、私ことこのたび○○○との十年にわたる結
婚生活にピリオドをうち、お互いに再出発をはかることになりました。
 私たちは学生時代からの付き合いで、これまでは互いの性格を良いと
ころも悪いところも知り抜いた上で認め合ってきたつもりでした。しか
しここ数年、双方の仕事の違いによる生活スタイルの変化で、これ以上
は共に暮らしていくことは無理ではないかという結論に達しました。
 今後は私も皆様のご協力を得て、新しい人生を切り開いていきたいと
思いますので、よろしくご指導のほど、お願い申し上げます。
                             草々
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆業務の手紙〈社長の辞任挨拶〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
謹啓
 秋冷の侯、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、私こと、昭和○年以来今日までの二十年間、長きにわたり○○
物産の社長として経営の任にあたってまいりましたが、このたびの取締
役会におきまして代表取締役社長の職を退任することとなりました。
 非才な私が、まがりなりにも今日まで大過なくその責を果たすことが
できましたのも、ひとえに皆々様方のご芳志の賜物と考えております。
ここに謹んで、社長在任中に賜りましたご懇情を深謝し、厚く御礼申し
上げます。
 ○○物産の経営も、ようやく軌道に乗りはじめたばかりでございます
ゆえ、本格的な発展はこれからと存じます。なにとぞ従前にも増して、
よろしくご交誼のほどお願いいたします。
 なお、後任には取締役副社長○○○○が就任いたしました。なにとぞ
私同様、お引廻しのうえ、ご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上
げます。
 略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます。
                             謹白
――――――――――――――――――――――――――――――――
◆招待〈開店パーティーへの招待状〉
――――――――――――――――――――――――――――――――
謹啓
 新緑の侯、ますますご清栄のことと存じます。
 さて、私こと、このたび小田急線下北沢駅近くにタイフードレストラ
ン「スコータイ」を開店いたすことになりました。○○食品を依願退職
しての独立開業でございますが、なにぶんにも営業には不慣れなことで、
これからは皆様のご指導ご支援を賜りたく、心からお願い申し上げるし
だいです。
 つきましては、開店を前にささやかなご披露の宴を催したく、来る
5月15日(日)午後3時より、当店にてパーティーを開きます。御多忙中
のところ誠に恐縮ですが、なにとぞご臨席くださいますよう、ご案内申
し上げます。
                             敬具
――――――――――――――――――――――――――――――――

[ 本帖最后由 电筒 于 2007-8-25 03:13 编辑 ]
 楼主| 发表于 2007-8-24 02:17:20 | 显示全部楼层
勉強になりました!
发表于 2007-8-24 16:02:44 | 显示全部楼层
支持下,这篇还不错
发表于 2007-8-30 00:57:09 | 显示全部楼层
学习学习 一起学习
发表于 2007-10-5 11:05:33 | 显示全部楼层
不错哦~
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